2011年にもらった見学ガイド
2011年に語学留学と銘打って、フランスに1か月滞在しました。フランス語は全く喋れなかったんです。さらに英語も喋る事もできませんでした。ホームステイ先のトゥールから、私でも行ける観光地を選んだのは、電車に乗って行きやすかったシュノンソー城でした。駅から、シュノンソーまで続く道は砂利で、自分の足で砂利を踏む感覚は未だ忘れられません。でも全く!カトリーヌの事は知らなかったのです。
簡易な入場口があって、いくらか支払うとチケットと日本語のガイドを貰う事ができた気がします、日本語が嬉しくて未だに取ってありました。
ディズニーのアトラクションのように、出口にはお土産売り場があって、乙女心をくすぐる豪華だったりロマンティックなものばかりで、気分が上がった事も懐かしい思い出です。
シュノンソーへの行き方
私がシュノンソーに行った時は、トゥール駅からシュノンソー駅の往復の切符をトゥール駅の窓口で購入しました。
英語もフランス語も喋れないから、ずっと駅構内でグズグズしていて、物乞いの人たちに何度も声をかけられた事を覚えている。
その時の切符を見ると、片道6.10ユーロだったらしいですが、今は8ユーロかかるみたいですね。
入場料は
ガイドリーフレット付き15ユーロ
オーディオガイド付き 19ユーロ
学生や団体は割引があるみたいですね。私はいくらで入場したのか、記録がないのですが、なんとなく12ユーロぐらいだった気がしています。
お城の中には暗い部屋があって
地図を見てほしいのですが、駅からまっすぐの好立地なんです。「P」のところは言うもでもなく駐車場で、私が行った時は日本の大学生の団体が着いて、ぞろぞろとお城をめぐっていました。
言葉が喋れなくても、なんとか辿り着けたのですが、帰りの時刻をちゃんと調べて行かなかったので、危なく帰れなくなるところでした。ヨーロッパの駅は、日本みたいに親切な時刻表は無いし、電車も平気で遅れてくるし、無人駅多いし、行った事のない人は気を付けましょう。
行き方の説明で長くなってしまいましたが、ガイドにも載ってない城の中のちょっとした小部屋に、城の女城主の解説があります。そこにはフランソワ1世やアンリ2世と共に、カトリーヌの肖像があって、私はそのカトリーヌと目が合ってしまったのでした。
何が心に残ったのか
私はその時30代半ばで、日本に戻ったら結婚しようと思っていました。その時のカトリーヌの印象は、旦那の妾から城を奪い取った、嫉妬深い女でした。妾であったディアーヌ・ド・ポワチエは、シュノンソーの庭を美しく作っていたと言いますが、その庭もカトリーヌがもっと良いものにしようとしたり、ディアーヌが造った橋の上にギャラリーを作ったり、なんだかディアーヌの影を消そうとしているようにも思えます。なのに、寝室の彫刻に、アンリ2世とカトリーヌの頭文字のHとCが組み合わされて描かれているんですが、アンリのHとディアーヌのDにも見えるのを消したりしてないんですよね。
”フランス語ではHの発音はしませんので、Henriと書いて、アンリと読みます。
余談ですが、ボビーオロゴンもフランス語圏の出身なので、Hの発音が落ちてる事がありますね。”
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